ビジネスウーマンの為の仕事価値・自分価値・品格を上げる印象ブランドプロデューサー、 櫻あさ子です。
\美人力は人間力/心動かす印象をつくります!
皆さん、日々の生活や仕事の中で「依頼する」ことや「断る」ことって、どのくらい意識していますか?
恋人や家族との関係、職場でのやり取り―実は私たちは、こうしたコミュニケーションのスキルを日常的に駆使しながら生きています。
医療の現場で求められるスキルは多岐にわたりますが、その中でも特に重要なのは、人との関わり方です。
私が教える医療秘書の学生たちは、まさにそのスキルを日々学び、実践に向けて準備をしています。
今回は、彼らとの授業の中で感じた「多様性」と「個性」をテーマにお話しします。
医療現場における「依頼と断り方」
最近の授業では、病棟クラークの仕事をテーマに「依頼と断り方」について話し合いました。
このテーマ、実は恋愛でも仕事でも共通して大切なポイントなんです。どんなに相手が好きでも、時には自分の意志をしっかり伝えることが、健全な関係を築くために必要です。
例えば、病棟クラークとして業務が忙しい時に、追加の作業依頼があった場合、自分のキャパシティを超えていると感じたら「今はこれ以上の仕事を受けることが難しいので、他のスタッフにお願いできませんか?」と、丁寧に断ることが求められます。
このように、無理に引き受けることで自分自身が苦しくなるのを避け、相手にも状況を理解してもらうことが大切です。
また仕事の現場では、相手にしぶしぶ協力させるのではなく、快く引き受けてもらえるような伝え方が重要です。
医療はチームで動く仕事。周りとの信頼関係を築くためには、コミュニケーションの質が問われます。
「見て、察して覚えろ!」という時代はもう過去のものです。効率的に、そして温かみを持って相手に伝える技術を磨くことが、これからの医療人には求められています。
個性を活かした成長をサポートする教育
少子化が進む現代、学生の数が減っているからこそ、一人ひとりの個性を大切にし、その強みを活かしていくことが大切です。
私の授業では、良い事例も悪い事例も取り上げ、自分事として捉えられるような内容にしています。
医療秘書の学生たちには、それぞれが持つ個性を大切にしながら、困難に直面しても折れずに成長していける力を養ってもらいたいと思っています。
自分の力で成長した学生は、やがて後輩を助け、支える存在になる。こうして人は、人を育てていくのです。
自己表現としてのメイク
そして、学生たちが一番楽しみにしているのが、イエベ・ブルベを背景にしたメイクの授業です。
この授業では、グループディスカッションを通じて、自分の顔の特徴を活かし、自己表現を学びます。
男子学生には眉のアドバイスも!自分の魅力を客観的に理解し、それをどう表現するかを学ぶことは、他人の魅力に気づくための第一歩でもあります。
医療現場では、患者様一人ひとりに対して細やかな対応が求められます。この細やかさこそが、ホスピタリティーの原点であり、学生たちはメイクを通じてその感度を高めています。
そろそろ前期授業も終盤に差し掛かり、学生たちとの時間がさらに深まってきました。
私は彼らが、強く、賢く、美しく、そして心優しい医療人として成長していくことを願っています。
美しさとは、単に外見だけでなく、内面からにじみ出るもの。これからも、学生たちが自分らしく輝けるよう、全力でサポートしていきます。皆んな、これからも一緒に頑張っていこう!